入社以来、一貫して二輪事業に携わっています。最初の2年間は事業企画部で競合他社の動向分析や市場予測など市場分析を担当し、その後の2年間は販売現場を学ぶため、国内の販売会社に出向を志願し、希望が叶い販売店への卸営業を経験。そして商品企画に1年携わった後、現在は海外営業に従事しています。私の担当は南西アジア地域で、なかでもスリランカ、ネパールを担当。Hondaの二輪車を一人でも多くのお客様にお届けするための戦略を考え、現地にある販売代理店とコミュニケーションを取りながら実行していくことがミッションです。
私が担当するスリランカ、ネパールにはHondaの現地法人がないため、各国でHonda車を販売する代理店と一緒に経営戦略を考え、Hondaの二輪車の拡販を図っています。たとえば新商品を投入する際、現地代理店と協力して顧客を分析し、どのようなモデルをいくらで投入し、どのように拡販すべきか企画します。この様に責任重大ですが、担当国での経営戦略立案を任されており、自分が考えた戦略を実行に移すことが出来ます。
以前、スリランカでのシェアが低下し、「自分が何とかしなければ!」と想い、自ら志願して市場調査のために出張しました。街中を走っているバイクを止め、とにかくお客様の声を聞きました。スリランカのお客様の価値観を肌で理解し、現地代理店の経営陣とも議論しながら、お客様ニーズに合った商品の投入を企画。この一件で、お客様の価値観を把握する事の難しさを実感すると同時に、その重要性を身をもって理解しました。
ゆくゆくはぜひ海外駐在を経験し、絶えず現地の市場に触れながら、
マーケティングから営業まで広くビジネスをマネジメントすることに挑戦してみたいです。
そして、世界のどの地域においても、どの商品カテゴリーにおいても、Hondaを圧倒的なNo.1にしたい。
そのためにはお客様にご満足頂ける商品・サービスが必要不可欠。
お客様が何を求めているのか考え続け、その結果としてHondaのバイクに乗ることで生活が楽しく、
豊かになったと感じてもらえるような、そんな価値を社会に向けて提供したいと思っています。
二輪の海外営業部門は若手が大勢活躍しています。みんな仲が良くて、オフには一緒に遊ぶこともあります。ツーリングやラフティング、スノーボードなど、職場の仲間で一緒に行きます。そういう雰囲気だからこそ、業務での困りごとの相談も気軽にできます。私自身、キャリアを重ねて中堅社員の域に入ってきたこともあり、2年目3年目の若手社員からの相談にも進んで対応し、アドバイスしています。
オフは相変わらずバイクに乗っています。ツーリングはもちろん、サーキットにもよく走りに行っています。また、登山も好きですし、会社に入ってから同期に誘われてスノーボードも始めました。スノーボードで滑るのはバイクを操る感覚とちょっと似ていて、すっかりハマってしまい、シーズンに10回は滑りに出かけています。
仕事で常に接するのは、担当するスリランカ、ネパールの各国代理店のスタッフたち。
彼らがいわば私の「同僚」です。
それぞれ文化の違うスタッフたちとのコミュニケーションは楽しいですし、
私のことを認めていただいて「君は我々のファミリーの一員だ」と絆が生まれた時などはとてもうれしいですね。
バイク好きだった父や兄の影響で、私もバイクが好きになり、学生時代はろくに勉強もせず全国各地へツーリングに出かけていました。機動力があって、気が向くままに自分の身ひとつでどこにでも移動できる。そんなモビリティとしてのバイクの魅力に本能的に惹かれて、毎日乗り回していましたね。
就職にあたっては、自分の好きなモノを世の中に広めていく仕事ならモチベーションを保ち続けられると思い、バイクのメーカーを志望しました。二輪の事業部門に配属があるHondaなら、自分が望む仕事に携われる可能性があると感じ選びました。
就職活動は、会社から選ばれるというスタンスではなく、自分が会社を選ぶという気概で臨んでほしいと思います。
面接で変に取り繕って迎合すると、後で必ず後悔することになります。
自分の軸をしっかりと持って本音で企業と会話して頂きたいです。
もし落ちたとしてもそれはその会社と縁が無いだけ。
「自分と合わなかった」と考えて次に進み、相思相愛の会社と出会ってほしいですね。
私自身、それが出来ずに就職活動はかなり苦戦したのですが、唯一面接の際に本音で話せたのがHondaでした。
第一志望でしたが、「これで落ちても後悔は無い」と思っていましたね。
※取材内容、および登場する社員の所属は取材当時のものです。