メーター類などが設置されているパネルを開発すること。それが今の私の仕事です。この部分は「インストルメントパネル(インパネ)」と呼ばれ、内装の顔つきを決めるとも言える重要なパーツ。現在は「新価値の創造」を目的に、3年先、4年先を見据えた研究開発に取り組んでいます。どんな材料を使えば理想の形状ができるのか、どんな設備を使えば成形ができるのか。先輩と一緒に議論しながら、インパネの“次のステージ”に向かって邁進しています。
以前、“外装の顔”とも言えるバンパーの塗装を担当していたことがあるんです。当時から「誰もが目にする場所の製作に携われること」が大きな励みになっていましたし、現在のインパネでも1日でも早く生産ラインに乗る瞬間を味わってみたい。自分の頭のなかのデザインが形になり、より快適なカーライフを実現していく。そんな瞬間に立ち会える日を楽しみに、これからも全力を尽くしていきたいと考えています。
鈴鹿製作所に配属されて、1年が経つか経たないかというときでした。当時、生産ラインからの要望もあり、上司に「この機種のバンパーの色ムラを改善したい」と打診したんです。すると「今回は自分でやってみるか?」と。私の決断で一機種の色が決まってしまうという責任の重さを感じることもあったのですが、このとき自分の手で原因の分析から改善の実施までを一貫して担当できたことは大きな自信につながりました。
世界中のユーザーから「この色だからHondaに決めた」と言われるような四輪をつくること。
それが入社前からの私の夢であり目標です。
Hondaには社員一人ひとりの想いに真摯に耳を傾けてくれる風土がありますし、
年2回ほど上司と面談しながら今後のキャリアプランを検討する場が設けられています。
まだまだ学ぶべきことも多いのですが、こうした機会も最大限に活用しながら、
自分が思い描いた夢を実現していけたらと思っています。
現在の部署には固定の席がないため、気づくと上司が隣で仕事をしているということも。常日頃から気軽に「これについてどう思いますか」と相談できる距離感ですし、何気ない雑談から「次はこの仕事に挑戦してみるか」というチャンスが生まれることもあるんです。
仕事は仕事、プライベートはプライベート。そんなメリハリのある働き方ができることもHondaの魅力のひとつです。週末はキャンプや釣りなどを楽しんでいますし、今後は平日の空き時間を使って技能士などの資格取得にも挑戦したいと思っています。
同僚たちの多くは、バンパーやインパネに関する高度な知識と豊富な経験を持っています。
上司からも大きな信頼を得ていますし、
先輩に仕事の相談をするたびに同じエンジニアとして大きな刺激を受けています。
小学生から大学生までバドミントンに打ち込んでいました。試合で勝つためには、自分の弱点を分析し、目標を達成するための努力をしなければなりません。こうしたプロセスは現在の仕事につながるところも多いですし、部活動に明け暮れた日々は今も私の背中を力強く支えてくれています。
だれもが目にするようなものをつくりたい。そんな想いもあり、就職活動では塗装関係企業を中心にエントリーしていました。Hondaに惹かれたのは、上司と部下が和気あいあいとアイデアについて議論している姿が印象的だったから。「ここでなら仲間たちと議論しながら、自分の想いを形にすることができる」と入社を決めました。
志望理由というのは人それぞれですし、正しい、正しくないというのもないと思うんです。
もちろん会社によって共感してくれるかどうかはありますが、大切なのは自分の夢や目標を一番に活動すること。
臆することなく、あなたの道を突き進んでください。
※取材内容、および登場する社員の所属は取材当時のものです。