私たちの一番の使命は、1秒たりとも鈴鹿製作所をとめないこと。ITシステムはクルマを安定的に生み出すための要とも呼べる存在です。万が一にも不具合があった場合には大規模な障害を生むことになり、私たちのクルマを待っているお客様への責任も果たせなくなってしまいます。現在、私は生産管理システムを担当していますが、たとえどんなに小さな改修であっても幾度となく検証を繰り返し、慎重にプロジェクトを進めるようにしています。
社内SEにとってのユーザーは、工場のスタッフです。現場の作業内容でわからないことがあればすぐに聞けるというメリットはあるものの、その反面、自分の仕事の成果がダイレクトに跳ね返ってくるという緊張感もあります。ただ、ユーザーが求めていることを実現できたときには大きな達成感を味わうことができます。直接、工場のスタッフから感謝の言葉をいただけたときには確かな手応えを感じることができます。
入社1年目に、システム改修の検証を任されたことがあるんです。当時は修正が反映されているかどうかのチェックに加えて、わざと通常では考えられないような方法で確認する“意地悪テスト”も実施。本来であれば見過ごしてしまうような潜在的な障害を発見できたことは嬉しかったのですが、同時に「もしもすり抜けていたら」という怖さも感じました。このときに身をもって検証の重要性を学べたことは非常に大きかったと思います。
社内SEと一言で言っても、ネットワークやデーターベースなど様々な専門領域があります。
当社の社員にはなにかしらの得意分野を持っている方が多いですし、
将来的には私も「この領域なら任せてくれ」と胸を張れるようなプロフェッショナルになっていきたい。
ただ、まだまだ学ぶべきことは多くあり、まずは自分の引き出しを増やすためにも、
Hondaで活用されている多彩な社内システムの業務経験を積んでいけたらと考えています。
責任ある仕事を任せてもらえる一方で、しっかりとフォローもしてくれる。そんな体制が整っていることも魅力のひとつです。先輩たちは年齢も立場も関係なくフランクに相談に乗ってくれ、ときには一緒に旅行に出かけることもあるんです。
勤務終了後は、キャリアや旅行の選択肢を広げるために英語を勉強。週末は思い立ったときに愛車に乗ってドライブに出かけています。Hondaにはプライベートが充実している社員が多く、スキーや釣りといったアウトドアを楽しんでいる方をよく見かけます。写真は親睦会のメンバーと社内イベントに参加した時のものです。
製作所の現場で経験を積んだ方や、
IT本部で研鑽を積んだ方など多彩なバックグラウンドを持つ人が所属しています。
社内SEは様々な部署と連携する必要があるため、気軽に専門家に相談できる環境にはいつも助けられています。
大学生のころはよく旅行に出かけていたのですが、ときにはノープランで行って後悔することもありました。準備をして、計画を立て、仲間としっかりと共有していく。そんな段取りの大切さは、今の仕事にも共通する部分があります。
Hondaに決めた理由は、上司と部下が気兼ねなく雑談している姿に強く惹かれたから。同僚とは人生の長い時間を共にすることになりますし、最終的に「自分が一番居心地がいいと思える場所で働きたい」と一員になることを決意しました。
業務を通じて一度も失敗したことがないという人はいません。
大切なのは、なにか起こったときに成長機会に変えていけるかどうか。
常に前を向いているような方はHondaで力を発揮できると思います。
私自身も一緒に働くならそんなポジティブな仲間が良いと考えていますし、自分もそうあれるように努めています。
※取材内容、および登場する社員の所属は取材当時のものです。