新車開発のプロジェクトが始まると同時にチームに参加し、デザイナーや購買、生産技術、生産ラインなど多岐にわたるプロフェッショナルと様々な角度から意見を出し合い、ボディをつくっていきます。そのなかでも私が担当しているのは、車の屋根部分にあたるルーフの設計。デザイン性と機能性を兼ね備えた設計を追求します。設計職は、自動車開発の源流を担う存在。メンバーの想いも受け継ぎ、全員の情熱を図面に落とし込んでいきます。
図面に名前が載るのは、設計者だけ。その分、重圧を感じることもあります。しかし、どんなに外部から見えない場所であっても、自分が関わったものがかたちになり、クルマとなって道を駆け抜ける姿を見るのは嬉しいものです。特にルーフのリア部分は、他の部分と比較すると設計の自由度も高く、アイデアや意見を活かせる可能性が高いのです。だからこそ、こだわりにこだわり抜いて、よいものができたときは心が躍ります。
ルーフのリア部分の設計は比較的自由に進められることもあるため、攻めた設計を行った際に意図していない結果になったこともありました。そのたびに上司は失敗をとがめるのではなく、「原因をしっかりと分析しなさい。そして、次に活かしなさい」と挑戦の機会を与え続けてくれました。今の私があるのも、こうした上司たちの支えがあったからこそだと思っています。常に前を向き挑めているのはこのような舞台が広がっているからです。
きっかけは、目の病気にかかってしまった高校時代の友人が「クルマが一番怖い」と言っていたこと。
この言葉を聞いて、社会から交通事故をなくすことが私の夢になりました。
まずは現在の仕事で結果を残すことが大切ですが、いつかはHondaでクルマの研究に携わり、
より多くの人が安心して暮らせるようなクルマ社会を実現していきたいと考えています。
自分にできることは、まだまだたくさんあると考えています。
Hondaにはキャリアに関係なく、意見をぶつけ合える雰囲気があります。むしろ、上司からは「まずは自分で考えて自分で決断してから来い」と言われるほど。よいものをつくるために、部署や立場も越えて議論する日々を過ごしています。
Hondaはメリハリある働き方に対する意識が高く、有休についてもルール化されており取得しやすい環境が整っています。私自身、休暇を活用して、モビリティの勉強のためにマニュアル車やバイクの免許を取得しました。
新機種の開発では、多彩な領域の方と一緒に協働することになります。
特に活躍している方は技術に関する知識だけでなく、自分の考えを上手に伝えたり、
相手の考えを上手に汲み取れる方が多いように思います。
大学時代は、塾の講師や中華料理屋のキッチンとフロアのアルバイトに励んでいました。職場によって業務内容も人間関係も異なっていたのですが、多彩な方々と一緒に働くなかで培った柔軟性や対応力は、今の仕事をするうえでの大きな土台になっています。
私自身が自由奔放な性格だということも大きかったと思います。面接の場でもカフェで雑談しているかのようにフランクに話す社員の姿、「自分の想いを伝えれば、やりたいことをやれる」という、いい意味で自由奔放な社風に強く惹かれたことが最終的な入社の決め手になりました。
Hondaの社員には、人の夢を笑うような人はいません。私自身、今は開発の仕事をしていますが、
夢のために研究職になりたいと言っても同僚は全力で応援してくれます。
ぜひHondaの面接では、着飾らない本当のあなたをさらけだしてください。
※取材内容、および登場する社員の所属は取材当時のものです。