ハイブリッドカーにおいてモーターの駆動を制御するドライブユニットの開発チームに所属し、私は設計を担当。なかでもドライブユニットが発生する熱を冷やす冷却システムのパーツを設計しています。高い性能を目指すあまり、重くなりすぎてはいけないし、量産に進んだときにつくりやすくなければいけません。さらに搭載するクルマごとに求められる性能が変わるので、様々な要求に応じたドライブユニットを実現するために私たちの部署で開発をしています。
パソコンのなかで設計したものが、形あるモノとなって手元に届くときは嬉しいです。ものづくりをしている実感が湧いてきます。初めて私が設計したのはポンプを車体に固定するための部品でした。とても単純な形のものでしたが、それだけでとても感動したのを覚えています。けっして目立つ部品ではないですが、多くの暮らしや人々を支えるために欠かせない存在。大きな意義を感じながら働けています。
アメリカの拠点で行う機種の開発に携わり、アメリカに技術移管をするプロジェクトを入社3年目だった私が担当しました。文化の違いもあって当初は意思疎通がうまくいきませんでした。現地に赴き英語での説明を2回行いましたが、納得するまで「なぜ?」「どうして?」と質問してくるアメリカ人メンバーの積極性に刺激を受けました。自分の意見や考えを伝えることの大切さや技術に対して妥協しない姿勢など、学ぶことが多かったです。
環境にいいクルマをもっと普及させたい。
小学生の頃から地球環境の保全に関心を持って、大学も環境系で学んだ自分にとって、
今、それを実現する最前線にいることが嬉しい。
先進国では徐々に増えてきたハイブリッドカーも途上国ではまだ普及していません。
さらなるコスト低減、より多くの方に選んでいただく工夫など、
まだまだ自分にやれることはたくさんあります。
世界中のお客さんのために挑戦し続けます。
在籍している課は様々な部品を取り扱っているので、人数規模も大きいです。各部品によって細かくチームが分かれており、そのなかのひとつに所属し、チームのメンバーとともに同じモデルに搭載するドライブユニットを開発しています。私と同世代のメンバーや少し上の先輩など、比較的若いメンバーで構成されています。ハイブリッド系の技術はまだエンジンなどと比べると歴史が浅いため、挑戦の機会が豊富です。
栃木に来て気軽にスキー場に通えるようになったため、冬になると趣味のスノーボードのために毎週のようにスキー場を訪れます。クルマはS660に乗っており、ドライブも大好きなのですが、バイクもホーネット250に乗っており、同期や先輩と一緒にツーリングに行くことも多いです。キャンプ場も多く、自然が豊かな栃木が大好きです。ONとOFFの切り替えも上手くできています。
若いメンバーが多い部署ですが、何でも知っている40代の先輩など、尊敬できるメンバーがたくさんいます。
その先輩に聞けば、ドライブユニットのことだけでなく、クルマのことなら何でも知っているのではないかと思うほどです。
ひとつの分野を究め、強みを持っている方が多いですね。
インドネシアの鉱山開発企業での3週間の海外インターンシップに参加しました。鉱山の跡地の緑化など、サステナビリティを意識した活動の現場を目にすることができました。まったく違う環境での経験はとても貴重で、何より新鮮でした。
いちばん好きなカーアクション映画に登場する「シビッククーペ」がかっこよかったことが大きいですね。そして、本田宗一郎さんの本を読んで、技術者としてそうありたいと共感することが多かったこと。私は大学卒で就職したかったので、大学院卒にこだわらない採用をしていたこともHondaを選んだ理由です。
学生時代には多くのことを経験して人生観を深めることを大事にして欲しいと思います。
技術がまだまだ確立していない、これからつくっていく分野なので、
「自分がやってやる」という挑戦心を持った方に来て欲しいです。
※取材内容、および登場する社員の所属は取材当時のものです。