Honda発祥の地である浜松にあるトランスミッション製造部の総務課に配属となり、現在に至るまで主に人事を担当しています。メインとなるのは、浜松地区の高卒社員の採用。採用戦略を立案し、高校を訪問して進路指導担当の教師の方々にHondaで働く魅力を訴え、質の高い人材の確保を図っています。そのほか期間契約社員の労務管理、正社員の給与計算や退職管理、社内資格制度の運用など多岐に渡る業務を担っています。
Hondaは中央集権ではなく、現場に権限を委ねる文化です。人事についても各拠点が決定権を持って企画運用し、そこに若いうちから関わっていくことができる。いま所属するトランスミッション製造部は2000名超えの社員を抱える一大拠点であり、もはやひとつの企業の経営の一翼を担っているといっても過言ではありません。トランスミッション製造部の成長に最も重要なのは人の力、その人材を採用する中心にいると思うと、とてもやりがいを感じます。
いま高卒社員の採用を担当しています。そのなかでトランスミッション製造部への入社を希望してくれていながらコロナ禍で実際に製造部へ来て工場や職場見学が出来ない高校生に対し、Hondaらしさや製造部の姿を何とか伝えたい想いからDVDを制作して配布することを企画。若手が現場で主体性とチャレンジ精神をもって業務に取り組む様子が伝わるコンテンツを考え、トランスミッション製造部全体を巻き込み、折衝しながら自らカメラを持って撮影し、仲間とともにDVDを作り上げました。大変でしたが、これを成し遂げたことで自分がひと回り大きくなったように思います。
人事を自分の専門領域にして今後もキャリアを積んでいきたいと考えています。
浜松で現場に密着した人事業務を経験しているので、それをベースにゆくゆくは本社に移り、
全社レベルでHondaをより良く変えていく人事制度の企画設計などを手がけてみたい。
Hondaの「モノづくり」は社会で高く評価されていますが、同じように「働き方」についても先進性を追求し、
世界に新たなモデルを示すことができればと思っています。
担当する業務については大きな裁量が与えられ、1年目から自分の意思で仕事ができる環境です。私も配属されてから総務課内で新人扱いされた経験はありません。上司からも常に「自分からやりたいことをアピールして仕事を創りなさい」と言われていて、こうした風土もHondaらしさじゃないかと思います。
浜松に来てからゴルフを始めました。休日にはゴルフ好きの同期たちと一緒によくコースを回っています。Hondaに入社するまで浜松にまったく馴染みはありませんでしたが、とても暮らしやすい街ですね。名物の餃子も美味しいですし、グルメ雑誌で紹介されているような有名店はほぼすべて制覇しました。
心意気のある人が多いですね。
私は人事担当として製造現場の社員と関わる機会も多いのですが、職人肌で気難しそうなベテランの方も、
自分が企画したことを伝えて想いをぶつけ、協力をお願いすれば、自らの業務を後回しにしてでも必ず話に乗ってくれる。
自分の想いが強ければ強いほど、それに応えて力になってくれる。ですから私もおのずとモチベーションが湧いてきます。
大学時代は中国語を専攻し、途中1年ほど休学して上海に留学しました。中国での生活はカルチャーショックの連続で苦労することも多かったのですが、勇気を持って相手の懐に飛び込めば、文化の違う人たちとも理解しあえることを身をもって学びました。その経験はいまの人事の仕事にも活きているように感じています。
海外で暮らした経験から、日本の製品や技術をもっと世界に広めたいという気持ちが強く湧いてきました。そうしたスケールの大きな仕事ができる場を求めて当初は総合商社を志望していましたが、やはり「モノづくり」が日本の強さの源泉だと考え、製造業への就職を希望しました。そのなかでも、自動車やバイクに留まることなく世界中の人々の暮らしを豊かにする「モビリティ」を通して社会に貢献する企業姿勢や働く人に憧れ、自らも携わりたい想いから日本を代表する製造業の一社であるHondaを就職先に選びました。
Hondaで活躍できるのは、熱い想いを持っている人。どんな仕事をするにしても、Hondaではまずどうしたいかを問われます。
自分がどうしたいかをしっかりと訴えれば、それを実現するためのチャンスは必ず与えてくれる会社です。
Hondaで成し遂げたいことを胸に秘めている方に、ぜひ仲間になってほしいと思っています。
※取材内容、および登場する社員の所属は取材当時のものです。